銀行で住宅ローンを借りると、借入時にかかる諸費用の中で最も高くつくのが保証料です。物件の種類にもよりますが、3000万円の注文住宅を住宅ローンの借入額3000万円、返済期間35年で購入した場合、当初購入時にかかる費用はおよそ240万円で、保証料はそのうち約50万~70万円(一括前払)となり、諸費用全体の25%を占めます。住宅ローンを借りると物件には抵当権が設定されて担保に入れるのに、なぜ保証料まで支払う必要があるのでしょうか。

■説明書には「保証人は不要」

住宅ローンの商品説明書をみると、判で押したように「担保・保証人」の欄に「保証人は原則として不要です」と書かれています。ほとんどの金融機関が保証人を原則不要としているのにこの欄が存在しているのは、以前はローンを借りる時には保証人を立てる必要があったからだと推測されます。

ただ、実際問題として「人の借金の連帯保証人だけにはなるな」というのはすでに常識で、保証人になってくれる人を身内以外に見つけるのは困難でしょう。また、身内が同意してくれたとしても、高齢であったり、退職していたり雇用が不安定な状態にあったり、自分の住宅ローンがあったり、収入基準を満たさなかったりと、必ずしも保証能力があるとは限りません。つまり、保証人に頼るシステムでは住宅ローンの取引量はあまり増えそうにはないのです。

そこで、銀行は保証人をたてる代わりに、保証会社による保証というものを作り出したのではないでしょうか。