住宅ローンを選ぼうとされている方はこちら

住宅ローン選びは、簡単ではない

住宅ローンを選ぶのは、簡単なことではありません。その理由は主に2つです。

選択肢が多すぎる

住宅ローン取扱金融機関は、1300社を超えています。
従って、住宅ローンの数も膨大で数え切れないのですが、数万種類あるといわれています。

不動産業者や販売業者は、自信をもって「よい商品を紹介できる」といいます。
FP等が住宅ローンを紹介しているケースもあるようです。
みな「数多くの商品の中から厳選した」といいます。
本当にそうなのでしょうか。

中には、本当に多くの商品を取り扱っているところもあります。
ただ、私がみる限り、品揃えに関しては抜群だと言える、
そんな会社は残念ながら数えるほどしかありません。

また、商品数が膨大であるため、商品性がどんどん複雑になってしまいました。
住宅ローンの説明書ともいえる「商品概要書」を読むだけでも大変です。
しかしそれだけでは足りず、弊社では足りない情報はヒアリングしています。

情報収集は、専門家にとっても本当に大変です。
そして、その中からよい条件のものを探すという作業が加わります。

つまり、住宅ローン探しは「干し草の中から針を探す」よりも大変なのです。
針は見ただけでわかりますが、住宅ローンは見ただけではわからないからです。

さて、あなたはいくつの中から住宅ローンが選べれている、と聞けば納得できますか?
10以上で満足できますか?
それとも100以上ですか?
1,000以上でしょうか?

判断基準が定まっていない

住宅ローンの良しあしを判断する基準は、残念ながらコンセンサスがありません。
多くの人は「金利が安いこと」がよいと主張します。
それは間違っていませんが、絶対的な基準ではありません。

金利が安いのが本当によいのであれば、全員が一つの商品を選択すべきです。
2023年6月時点では、新規取引ならauじぶん銀行の変動金利0.219%が私の調べた最安金利です。
では、あなたはこれを選択すべきなのでしょうか。

また、ある人は金利だけでなく諸費用も見るべきだと言います。
金利が低くても諸費用が高いせいで、総支払額が高くなる商品は選びたくないですね。

残念ながら、他にも検討しなければならない項目がいくつかあるからです。
あなたが重視している項目があれば、検討項目に入れるべきです。
・団体信用生命保険の特約
・繰上返済が無料で簡単にできる
・口座開設が不要である
・借入金額が多くても借りられる

これらの要素でふるいにかけなければ、金利が安い順に並んでいるリストがあっても、意味がないでしょう。

住宅ローン・ランキングを手に入れよう

ネットで見つけた住宅ローンのランキングが、金利の低い順に並んでいるだけなら、それは必ずしもコストが安い順ではありません。
なぜなら、住宅ローンで利用者が負担するコストは、当初の金利だけではなく、固定期間終了後の金利や、諸費用、団信特約料などがあるからです。これらもあわせて安い順にしなければ、意味がないでしょう。

また、借入金額や借入期間、返済タイプなど、条件が変われば、順番が変化することもあります。
つまり、ネットのランキングは、あなたにとってのランキング表ではない可能性が高いのです。

弊社の「住宅ローン・ランキング(カスタム)」は、あなたの借入金額、借入期間の借入条件と、あなたの個別のご要望を踏まえ、オーダーメイドでランキング表を作成させていただきます。

変動金利、固定金利選択型、全期間固定金利について、それぞれ以下のランキングを提供いたします。

  • 金利が変わらない場合(変動金利、固定金利選択型、全期間固定金利)
  • 金利が上昇した場合(変動金利、固定金利選択型)
  • 金利が上昇して固定金利に変更した場合(変動金利、固定金利選択型)

ただし、この「住宅ローン・ランキング(カスタム)」の消費期限は1カ月なので、ご注意ください。
1か月たつと金利が更新され、ランキングに変動が生じてしまうからです。

変動金利と固定金利、どちらに決めるのか

ランキング表が何枚あっても、それだけで住宅ローン選びは終わりません。
変動金利と固定金利のどちらにすればよいのか、という難しい問題が残っているからです。

あなたの手にあるランキング表を見れば、変動金利と固定金利の最も安い商品がわかります。
それがわかっても、どちらを選べばよいのか、専門家の間でさえ意見がわかれるのです。

住宅ローンに関する情報を提供しているサイトでは、利用者が判断するように促しています。
金利予測は利用者が判断すべき、と考えていているからでしょう。
しかし、予測する技術もない人に、無理難題をおしつけているだけなのです。

もっというと、金利予測を前提に金利タイプを決めるのは、正しい選び方ではないと考えます。

コストだけに目を向けるのではなく、金利タイプが持つリスクに目をつけるべきです。
住宅ローンを利用しようとする人は、それぞれの家計でとれるリスクに限度があります。
そのリスクの限度を「リスク許容度」と呼びます。

購入しようとする住宅ローンが持つリスクは、リスク許容度の範囲内に収めるべきと考えます。
そうすれば、万が一のことが起こっても家計にとって致命傷とはならないでしょう。
これが、リスクマネージメントを重視した金利の選び方となります。

タイトルとURLをコピーしました