これから住宅を購入しようとすると、考えるべきことがたくさんあります。
「家をかうべき?」「家を買うとしたらどんなところ?」「いくらくらいかかるの?」
「住宅ローンは借りれるの?」「誰と住むの?」「近くに便利な施設はあるのか?」…
挙げだしたらきりがありません。
そこで次の流れで考えてみてはいかがでしょうか。
- Step1住宅を購入すべきかどうか
賃貸、購入、その他の選択肢を検討する
- Step25W2Hを考える
購入が決定したら、基本項目をおさえる
- Step3資金計画をたてる
資金計画ファーストでお金のことを決める
- Step4物件を検討する
不動産を見に行き、決める
- Step5住宅ローンを検討する
自分の条件にあう住宅ローンを探し、決める
そして、家族全員で、意見をすり合わせましょう。
きっと家族の理想の住み方を見つけることができるでしょう。
「賃貸 vs購入、どちらがお得か?」は結論が出せない
「賃貸 vs 購入」に関する記事やコラム、動画は、それこそとてもたくさんあります。
でも、多すぎて何が正しくて、何が間違っているのかわからなくなるかもしれません。
一つだけ確実に言えることは、どちらがお得かを計算しても結論は出ない、ということです。
あなたは賃貸住宅に住んでいるとしましょう。
多くの場合、同じようなグレードの家を購入しようとする人はいないでしょう。
計算のため、わざと同じグレードの物件で計算するのは不自然です。
では、どのくらいのグレードにすればよいのか、これは人によって判断は異なるでしょう。
無難に思える選択肢を用意しようとしても、地域により選べる選択肢が変わってしまいます。
つまり、単純なコスト比較だけでも、かなり困難なのです。
また、それ以外にも、計算が難しい要因が2つあります。
- 賃貸は、途中で条件を変更するのが可能だから
- 賃貸も購入も、インフレや金利の変化で結果が変わるから
賃貸は途中で賃料が安い家に引っ越しすることが可能です。
賃料を引き下げれば、賃貸と購入のコストが逆転する時期を遅くできてしまいます。
では、引っ越しを前提に比較をするのが妥当なのでしょうか?
また、人はいつ死ぬのかわかりません。
しかし、住宅のコストの問題は、死ぬ時期によってどっちがお得になるか変わってしまいます。
死ぬ時期がわからないのに、結論が出せるはずもないのです。
ただし、例外として結論が出せる場合もあります。
親族の家、社宅、寮などに住んでいる場合です。
購入よりも住居費が極端に安くなるケースは、わざわざ購入しなくてもよいと考えます。
住宅を購入すべきかどうか
住宅をお金を出して借りるのか、それとも買うのかを検討します。
住宅を買うことは、社会的に、心理的に、そして経済的な意味があります。
ここでは、経済的な側面、特にお金の面のみ考えます。
他の側面は、ご自身で検討してください。
前述の通り、賃貸と購入のコストを正確に計算するのは難しいです。
しかし、単純な計算であっても、その傾向を把握することは可能です。
早く死ねば「賃貸」がお得で、長生きすれば「購入」がお得。
しかし、別の側面から見れば、次のような結論を出すことが可能です。
「賃貸」は老後の支払いはきついけど、「購入」は支払いが楽チン。
どうでしょう、この結論でもどちらがよいか結論が出せそうではありませんか?
住宅を買う場合の5W2H
もし、住宅の購入を決めたとしたら、5W2Hを住宅の購入についてより具体的に検討していきましょう。
- When:いつ買うのか
- Where:どこに買うのか
- Who:誰が買うのか
- What:どんな家を買うのか
- Why:なぜ家を買うのか
- How:お金はどうやって準備するのか
- How much:いくらか
これらを明確にする作業をしてから、不動産を探し始めた方がよいでしょう。
もちろん、家を購入するのは初めてだと、考える材料がないとの不安もあるかもしれません。
それでも、不動産を先に見に行くことはおすすめできません。
そこで、まずは「Why:なぜ家を買うのか」から始めてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、どんな家とか、いつとか、徐々に具体的に考えられるようになるでしょう。
次に「How much:いくらか」を検討しましょう。
具体的には資金計画をたてることとなります。
資金計画をたて終わったら、不動産をみに行ってください。
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