あなたが借り換えをご検討中であるなら、まず、目的を明確にしましょう。
目的が不明確であれば、結果もぼんやりしたものになりかねません。
借換えをされる目的は、だいたいは以下の3つとなります。
「コストを下げたい」
金利を下げるのは、コスト削減が目的としている人がほとんどだと思われます。
しかし、2023年6月時点で、金利を下げられるのは一部の人に限定されてしまっています。
それは、現在契約中の住宅ローンの金利が高くなければ、金利を引き下げてもメリットがでないからです。
なかには、固定金利から変動金利に借換えする人もいます。
確かに、毎月返済額は少なくなったように見えます。
しかし、総支払額が安くなるかは、現時点では断言できません。
目先のコストは下がったけど、リスクをとってしまった、としか評価できないのです。
成功か失敗か、住宅ローンを完済するまでわからないのです。
「リスクを下げたい」
リスクを下げるとコストが上がり、リスクを上げるとコストが下がります。
リスクとコストは相反することは、なんとなくわかると思います。
現在、金利リスクを減らそうとすると、コストが上がってしまいます。
それも、金利が1%以上も高くなってしまうこともざらです。
ここまで高くなると、毎月返済額の負担が家計で耐えきれないと感じる人も少なくないでしょう。
でも、これから金利上昇が続くかもしれません。
もしかすると、この時点で借り換えしておけばよかったと後悔するかもしれません。
将来のリスクよりも目先のコスト増が我慢できずに、金利リスクをとろうとする人が少なくないので、将来のリスクをきちんと評価しましょう。
リスクを回避するとしても、できる限りそのコストを安くするための方法を考えてみるのもよいかもしれません。
「毎月の返済負担を下げたい」
誰でも返済額が下がるのは大歓迎でしょう。
しかし、現在、返済額が下がるとしたら、変動金利に変更する場合だけです。
そして、それを望むのは、2パターンあります。
「リスクをとってでも、コスト削減ができればよいと考える人」
「返済額を下げなければ家計が苦しくなっている人」
前者であれば、自己責任なので、リスクをきちんと評価しているなら、自由に決定されればよいと思います。
しかし、後者であれば、住宅ローンの借換えは問題の先送りに過ぎません。
もちろん、ダメとは言いませんが、本当にするのか、もう一度よく考えてください。
できれば、根本的な問題の解決に着手されることをおすすめします。
目標が決まったら、借換えがどのような結果になるか確認してみませんか。
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