住宅ローンランキングは、本当に住宅ローンのランキングかどうかを確認すべき、という話を前回しました。ただ、日本語はあいまいです。「何のランキング」という言葉の裏には別の内容が含まれているかもしれません。たとえば、「住宅ローンの何のランキングか?」と聞かれたらわかりますでしょうか。
ランキングを決めるための基準についても、確認が必要なのです。
住宅ローンのランキングと聞いたら、あなたは何の順番だと思いますか?
おそらく、金利の安い順番になっていると考えるでしょう。
しかし、調べていただければ、必ずしも金利の安い順にはなっていないとわかるでしょう。
もし、金利の安い順にランキングするのなら、誰がやっても同じになります。
そんなランキングを、わざわざサイトで情報提供する必要もないのでしょう。
つまり、ランキング作成者には別の意図があるのです。
無料でランキング情報を提供する目的は何でしょうか?
サイトへの集客でしょうか、それともアフィリエイトで稼ごうとしているのでしょうか?
答えは者に聞かなければわかりませんが、必ず目的があるはずです。
ただ、サイトの全体を見たり、ランキングの中身をみれば、想像はつくでしょう。
さて、私は金利でランキングをつけることが、正しくないと考えています。
なぜなら、金利が安ければ必ずトータルの支払いが安くなる、という訳ではないからです。
そうであれば、トータルの支払いが安くなる方が重要だと考えるからです。
ただ、トータルの支払いを計算する手間が膨大になるので、そこまでするサイトは数えられるくらいしかありません。
おそらく、目的とコストがあわないのでしょう。あるいは、そこまで住宅ローンのことを理解していないのでしょう。